読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

みにまに!!!

子育て主婦が「ミニマムな暮らし」と「楽しく貯金」を目指す!?「雑記Blog」

【読書】一旦挫折したけど、森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」をどうしても読んでみたい人には「つばさ文庫版」がオススメ。

こんにちは。

「夜は短し歩けよ乙女」の映画版が今日から公開されています。テレビやCMなどで宣伝が流れるたびに「読みたいけど読めなかった」思い出が蘇ってきます。今日は「夜は短し歩けよ乙女」を読みたいという話をします。

さきに言っておきますが、ファンの皆様、温かい目で見ていただけるか回れ右してください(涙)。

 

 

 

手に取ったきっかけ

一番最初に読みたいと思ったきっかけが何だったのかもう思い出せません。友人がファンだったり、絵が素敵だったり、角川文庫版の巻末は大好きな羽海野チカのイラストがあるから、買わないとダメでしょう!というわけで、今から7年前くらいに買いました。

本屋で何ページか立ち読みをして気になったら買う」のが私のルールでしたが(大抵このルールに従うと購入してしまう(笑)、この作品は1ページ目からダメでした。にもかかわらず、複数の友人の勧めがあったので何とか読んでみたく購入するに至りました。

 

10ページも読めない

今は少し落ち着いてしまいましたが、結婚前は週1冊ほど本を読んでいました。時間がなくて積んでいる本はありますが(小声)、今まで開いて10ページも読めなかった本なんてありません。つまらなくても飛ばし読みでもいいから全部読むようにしています。ラノベも漫画も読みますが、文芸書もたまにビジネス書も読みます(たまに)。専門書を除く大抵の本は読めると思っていました

何がダメだったかって、書いてある内容がまるで頭に入ってこないのです。1回読んだだけでは登場人物が誰で何をしている場面かが全く頭に入ってきません。読んでページをめくるのですが、何も理解できません。驚いたしショックでした。

 

いやいや、そんなに難しいの?と思ったあなたに少しだけ引用を。

 

大学のクラブのOBである赤川先輩が結婚することになって、内輪のお祝いが開かれるという。私は彼とほとんど話したことがなかったけれども、師匠筋に当たる人であるために、顔を出すことになった。ほかにもクラブから幾人か参加し、その中には彼女の姿もあった。赤川先輩は別系統で彼女の師匠筋にも当たっていたかたである。

(略)

偕老同穴の契りを交わした新郎新婦はまさに天衣無縫と言うべく、お姫様だっこで接吻を交わすところを写真に撮られてもなお恬然としている神をも畏れぬアツアツぶりは、たちまち参会者たちを黒焦げにした。

(略)

ただでさえ面白くなきところ、そもそも新郎新婦ともに面識がないのだから、面白がるほうが変態だ。私は皿にのった料理を喰うことと、テーブルの隅についている彼女を眺めることで、閑を潰していた。

彼女は大きな皿の隅にちんまりと転がっている蝸牛の殻を、興味津々たる面持ちでじいっと見つめている。蝸牛の残骸に彼女がどんな面白みを見出しているのか判然としないけれども、少なくとも眺めているこちらは愉快である。

 *1

 

電子文庫版で読んでいるので、この文章が冒頭の何ページなのかわからないのですが(たぶん5ページ目くらい)、

内輪のお祝いなのに、あまり顔見知りではない主人公がその結婚式に出席するのはなぜ?とか「師匠筋」って言葉が聞きなれなかったり(師匠って言葉はなんとなく武術を思い浮かべませんか?おそらくこの物語の主人公たちは武術を習ってなさそうだな。何の師匠筋なの?と)、「天衣無縫」「恬然」ってどういう意味?

ここでは分かりやすくするために(略)とした部分、あまり重要でないのに(建物の説明とか)この調子なのでいちいち考えてしまいます。

となってしまって、このページ以降がどうも読めないのです。おそらく、そこまで考える必要は無いのだと思いますが。

 

なぜ読みたいのか?

勧められることが多いから」です。万城目学作品は大好きで何冊か読んでいるのですが、アマゾンなどのおすすめ作品によく森見登美彦が出てきます。同じ京都を舞台にしているというのと、ファン層も重なるのでしょう。私は結婚前京都に年1で行くくらいに京都大好きでした。それもあって読んでみたい。

複数の友人からも「絶対面白いから読んで」と言われています。…「読めなかった」とは言いにくい(笑)。

  

映画化でつばさ文庫版発売

読めないまま7年経過していたのですが、映画化でつばさ文庫版が発売されました。つばさ文庫とは、角川書店から出ている小・中学生向けのジュニア文庫です。子供向けに挿絵が付いたり、漢字にふりがながふられたり、簡単な文章に直したりされています。何より素晴らしいと思ったのが、注釈。

 

 

難しい単語が多すぎて意味不明な私にはぴったり?これなら読めるはず!!と何度目かのチャレンジをすることにしました。

 

結果……

3回ぐらい読んで先ほどの箇所をクリアし、1時間かけて推定30ページ読めました。挿絵が多めに付いていて状況が飲み込みやすかったです。振仮名や注釈が非常にありがたい。これ、「読書が趣味です」って言ってる人の感想ではない気がします(笑)。

でも正直面白いのかどうかまだよくわかりません。。。

ファンの方、本当に申し訳ありません。

 

つばさ文庫版は何が違う?

まず、絵を描いている方が違います。

 

 

 

 

角川文庫版は「中村佑介」(「謎解きはディナーのあとで」「植物図鑑」などの挿絵でも有名です)、つばさ文庫版は「ぶーた」です。

角川文庫版の絵は表紙のみですが、つばさ文庫版はちょくちょく挿絵がありますし、年齢層に合わせてキャラが幼くなっています。がっつり飲酒してるのにいいのかな(笑)。

 

文章については、つばさ文庫版から引用。

この本は、二〇〇八年十二月に刊行された『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫)をもとに、漢字にふりがなをふり、一部を書きかえて、よみやすくしたものです。

  *2

 

電子文庫版は注釈が章の終わりにまとめて書いてあり、注釈の★マークを押すと、注釈のページに一発で飛べるようになっています。紙版はそのページないし近くのページに注釈が書かれている模様。電子書籍版も近くのページに書いておいて欲しかったかなぁ(笑)。

 

あと、当たり前といえばそうなのですが、角川文庫版の巻末についていた羽海野チカの絵がありません。これは仕方が無い…。

 

このまま読み進めて面白かったらまた感想を書きます。今度こそ絶対読みます!

 

つばさ文庫版は若干お値段が高いので、読める方は角川文庫版がオススメです。

 

 

ちょっと難しいと思った方は「つばさ文庫版」がオススメ。「大人の方もどうぞ」って、つばさ文庫のツイッターさんも言ってますし(笑)。

 

 

京都が好きなので、聖地巡礼ガイドもついてるこちらが気になっております。原作が読めたら買おうかな。

 

 

*1:森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」つばさ文庫版より

*2:森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」つばさ文庫版より